AspinaAMR導入事例:長野計器株式会社様

AspinaAMRを試験導入し搬送工数を削減

  • 導入先:長野計器株式会社様
  • 業界:計測器メーカー
導入前の課題
  • 部品・完成品の搬送で台車を使用
  • 工場敷地が広く生産エリアも多い
  • 部品などの搬送は生産作業者が実施
運用・効果
  • 主な導入製品:AspinaAMR
  • AspinaAMRによる自動運搬で、搬送工数削減
  • 搬送を行わず生産作業に専念できるためポカミスも抑えられた

計測器メーカー 長野計器株式会社様のご紹介

圧力計、圧力センサのリーディングカンパニーとして、「一芸を極めて世界に挑戦」を企業理念に、圧力計・圧力センサの製造・販売をしています。

中国・タイに生産拠点を、アメリカ・ヨーロッパに販売拠点を構え、グローバルなビジネス展開を積極的に推進しています。世界最高峰の高精度・高品質・高効率な製品をお客様に提供するため、最新設備を駆使し、日々挑戦を続けています。

長野計器株式会社様 上田計測機器工場の外観
長野計器株式会社 上田計測機器工場の外観(長野計器株式会社様提供)

AspinaAMR導入前の課題はどのようなものでしたか?

生産現場各所への部品運搬業務では、物品を人が台車に載せて各エリアに配送する形をとっていました。当然積載量に限りがあるため、一日数回にも渡って工場内を往復し部品を運搬していました。また完成品の生産エリアから検査エリアへの運搬でも同様に、台車に積んで数回の往復をしていました。

工場敷地も広く、運搬するエリアも多いため、運搬業務に膨大な工数がかかっていました

「人による運搬」にかかる工数を少しでも軽減できないか?ということでAMRをはじめ各種自動運搬を検討していました。

AspinaAMR導入の決め手は何でしたか?

これまでも、何社かの自動搬送機メーカー様と話をさせていただき、社内走行デモなども行ってきましたが、床面の状況などが走行に不向きだったり、システムが高額だったりと決め手に欠けていました。

そのような時、たまたま地元ニュース番組で「AspinaAMRの試験販売を開始する」というニュースを見てコンタクトさせていただきました。
当社の生産現場でデモ走行をしていただき問題なく走行できることが確認できましたので、正式にレンタル契約をさせていただくこととしました。また、「走行するだけでできる簡単なマッピング」ということで、自分たちで短時間で設定することができています。
費用的にも満足でしたし、同じ県内の企業様ということですぐに来社対応いただける点も決め手の一つでした。

AspinaAMRをどのように使用されていますか?

まだ試験運用の域を脱しておらず、特定ルート(生産エリア-検査エリア)のみの運用をしています。部品搬送、完成品運搬ともに不特定の時間で行われ、時間帯が被ってしまったりするため、現在は完成品搬送のみで使用しています。
また複数段積載など積載部分を工夫することで、運搬回数を減らすことができればと考えています。

長野計器株式会社様にて走行するAspinaAMR

AspinaAMRを導入してどのような効果がありましたか?

工数削減などの数値は具体化していませんが、これまで発生していた数分単位 ✕ 往復回数 の工数は確実に減っています。
元々、製品が完成するタイミングが不定期で、また1ロットの数量もオーダーごとに違っているため、エリアに仕掛かっている数量(検査に搬送する数量)は都度変化しています。そのため、これまではある程度仕掛品がたまるまで生産場所に保管し、台車1台に積めるだけ積んでから搬送をしていました。現在はAspinaAMRが勝手に搬送してくれ、1個でも搬送できるので、生産場所での仕掛・保管のエリアも削減できています。
また、台車の場合は検査から生産現場への戻りは、空の状態で運んでくることになりますので完全な「ムダ」となってしまいます。AspinaAMRは無人で戻ってきますので、工数の削減になります。

私が一番に感じているのは、工程内でのポカミスの減少についてです。ポカミス発生原因の一つに「作業の中断」があります。生産作業中に別の作業をしたり休憩をはさんだりした場合に、工程抜けやミスが発生しています。搬送も生産とは別の作業ですので、作業の中断・ポカミス発生原因の一つとなります。AspinaAMRが搬送作業を行うことで、作業者が生産作業に専念できるため、こういったポカミス発生のリスクが抑えられると思います。

AspinaAMRで今後どのようなことを実現してみたいですか?

1台での運用では色々と制限(待ちや被りなど)がありますので、複数台の運用はしていきたいと考えています。
また現状では、搬送元、搬送先ともに人による積み下ろしが必要です。さらに荷物下ろし待ちによるAMRの停滞もムダとなっています。そこで、コンベアやローラー、ロボットやカラクリなどにより積み下ろしを自動化し、搬送に関する工数・ムダを一層削減できればと考えています。
当社工場では複数の工場への部品を運搬していますが、AspinaAMRはメイン建屋のみで運用しています。屋外や床面の粗さなど制約はありますが、全ての建屋での運用ができればと思っています。